「振動ミル」と聞いて、どのような機械かイメージできるでしょうか?
本記事では、振動ミルを初めて知る方に向けて、原料を粉砕する仕組みや特徴をご紹介します。
振動ミルの仕組み
振動ミルは、広義的にはボールミルに属します。
一般的な回転式ボールミルが、粉砕媒体が挿入されているドラム(粉砕筒)を回転させるのに対し、振動ミルは粉砕筒を振動させ、それにより中の媒体を運動させるという点に大きな違いがあります。
振動ミルでは、振動源のシャフトにアンバランスウエイト(不平衡垂)が固定されています。アンバランスウエイトが回転すると遠心力が発生し、粉砕筒を高速円振動(1分間に1,000-1,200回)させます。その振動エネルギーが粉砕筒内の媒体(ボール又はロッド)に伝達され、媒体と粉砕筒内壁、及び媒体と媒体同士の間で生じる激しい衝撃や摩擦によって、原料を短時間で微粉砕します。
従来の回転式ボールミルの粉砕力が1Gであるのに対し、振動ミルでは6~10Gの粉砕力が得られ、その粉砕能力は回転式ボールミルの10~20倍に達します。
振動ミルの内部構造と動き
バッチ式振動ミル(FV型)の粉砕筒内の様子

媒体と原料を激しく衝突させることにより短時間で粉砕します。
媒体には、ボールやロッドを選択できます。
振動ミルの実際の動きは、中央化工機の公式YouTubeチャンネルの製品紹介動画でご覧いただけます。
中央化工機の振動ミル
中央化工機は、1961年に国産初の高能率微粉砕機として振動ミルを発表しました。
以来、長年にわたる経験と実績をもとに改良を重ね、さまざまなニーズに対応する機種を開発してきました。
当社の振動ミルは、窯業、金属、食品、薬品、セラミックス、新素材など幅広い分野で活用されています。用途も微粉砕にとどまらず、中粉砕、分散、精密混合、解砕、メカノケミカル処理など多岐にわたります。
また、処理する材料や用途に応じて、さまざまな材質の粉砕部品をご用意しています。
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